福岡のプロ家庭教師小林
ミツバチの8の字ダンス(Dancing Honey Bee)のページ

〔問題〕

久留米大学附設中学入試問題平成20年度理科第2問(改題)
目標解答時間5分

ミツバチの働きバチは、えさ場を巣内の仲間に知らせるとき、巣箱の中で独特のダンスをする。このとき、えさ場の方向は図1のように伝えられる。胴ぶるいをしながら進む線と巣板の面での上下方向の線(重力線)のなす角度が、巣箱から太陽を見た線と巣箱からえさ場を見た線のなす角度を示しているのである。このように巣箱からえさ場までの方向を覚えた他の働きバチは、正確にえさ場まで飛んでいけるのである。

問1 図2のA、B、Cは「8の字ダンス」を示している。それぞれは図3の①~⑧のどのえさ場を示しているか。

問2 図2のAの「8の字ダンス」をした同じ働きバチが、3時間後に同じえさ場から巣箱にもどってきた時に行う「8の字ダンス」を書け。なお、進行方向を示す矢印を明記すること。

〔解答〕

問1 A② B⑦ C⑤   問2 図7の通り
〔解説〕

問1A

花の蜜や花粉を見つけて巣に戻ったミツバチの働きバチが、巣箱の中の垂直な巣板の上で8の字ダンスを踊ってえさ場の方向を仲間に伝える場合に、重力の反対方向が太陽の方向を意味し、ダンスの尻振り直進方向がえさ場の方向を意味する。よって、巣から見た太陽の方向とえさ場の方向との角度を、重力の反対方向と尻振り直進方向の角度で表現して仲間のハチに伝える。

図1と図4より、えさ場は太陽の方向に対して、Aでは左に90°の方向にあることが分かる。
   
問1B

図1と図5より、えさ場は太陽の方向に対して、Bでは右に45°の方向にあることが分かる。
 
問1C

図1と図6より、えさ場は太陽の方向に対して、Cでは右に135°の方向にあることが分かる。
 
問2

図3の太陽は1時間で右に15°移動するので、3時間後には右に45°移動することになる。よって、重力線とえさの間は、左に135°になる。
この時、えさ場の場所は②で、太陽の場所は⑦である。
 



〔問題〕
センター試験入試問題
平成16年度本試験生物第5問(改題)
目標解答時間5分

花の蜜や花粉を見つけて巣に戻ったミツバチの働きバチは、えさ場の方向を仲間に伝える。ハチは、巣箱の中の垂直な巣板の上で、激しく尻を振りながら一定の向きに前進し、尻振りを止めて右または左へ半円を描いて元に戻り、再び同じ向きの尻振り直進歩行に移る「8の字ダンス」を繰り返す。えさ場が巣箱から見て真南から西へ30度の方向にある場合、太陽の南中時に巣箱へ戻ったハチは、 (1) への尻振り直進歩行を示す。また、太陽の南中時から2時間後に巣箱へ戻ったハチは、 (2) への尻振り直進歩行を示す。 問 上の文章中の(1)・(2)に入る記述として最も適当なものを、次の①~⑥から選びなさい。 ①重力方向から左へ30度の向き     ②重力の反対方向から左へ30度の向き ③重力方向から右へ30度の向き     ④重力の反対方向から右へ30度の向き ⑤重力方向               ⑥重力の反対方向



〔解答〕

問1 ④     問2  ⑥
〔解説〕

問1

花の蜜や花粉を見つけて巣に戻ったミツバチの働きバチが、巣箱の中の垂直な巣板の上で8の字ダンスを踊ってえさ場の方向を仲間に伝える場合に、重力の反対方向が太陽の方向を意味し、ダンスの尻振り直進方向がえさ場の方向を意味する。よって、巣から見た太陽の方向とえさ場の方向との角度を、重力の反対方向と尻振り直進方向の角度で表現して仲間のハチに伝える。
太陽の南中時」とは太陽が真南にある時を意味するので、「えさ場が巣箱から見て真南から西へ30度の方向にある場合」の太陽と巣箱とえさ場の位置関係は右の図8のように表される。よって、この場合の「8の字ダンス」は図9のようになる。
 

問2

太陽は24時間で360度移動するので、1時間で15度東から西へ移動することになる。よって、「太陽の南中時から2時間後」では太陽は真南から西へ30度の方向にある。えさ場は真南から西へ30度の方向にあるので、えさ場と太陽は巣箱から見て同じ方向にあることが分かる。太陽と巣箱とえさ場の位置関係は図10のように表される。よって、この場合の「8の字ダンス」は図11のようになる。


 


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